こんにちは、しまおです!燃料が高い…飛行機が高い…でも旅行には行きたい…
という状況の中で、エミレーツ航空など産油国である中東乗り継ぎ便は比較的安価なので利用する方も多いと思います。
特に日本からヨーロッパに行く際は第一候補になるレベルではないでしょうか。その時に問題になるのがトランジット時間の過ごし方ですよね。
今回はドバイ経由で海外旅行を計画されている方向けに、エミレーツ航空が提供しているサービスについて実体験をもとに解説します。
ドバイコネクトとは?
ドバイコネクトとは、ドバイでの乗り継ぎが8時間以上の場合エミレーツ航空がホテルを無料で用意してくれるというサービスです。エコノミークラスも対象になる庶民に優しいサービスなので、エミレーツ航空利用の方は要チェックです!※2023年2/6時点の情報です。
私のフライトってドバイコネクト使える…?
まず気になるのは自分のチケットが対象になるかどうかですよね。エミレーツの公式HPに条件が乗っているのでご確認いただければと思いますが、まとめると下記のようになります!
1. 長い待ち時間を強いられているんだ!
つまり、より早い乗り継ぎ便があるのに、わざと待ち時間が長くなるような乗り継ぎ便を選んだ場合は対象になりません。
早い便自体はあるけども空きがなくて最早の便が予約できなかった…という場合は問い合わせてみても良いかもしれませんね。
2. 乗り継ぎ時間が8時間から26時間。
さすがに最早の便が2日後とかいうことはないと思うので、トランジット観光してみようと思えるスケジュールなら当てはまりやすい条件かと思います。
3. それ、うち(エミレーツ)で買ったチケットですか?
厳密には乗り継ぎ便がエミレーツかカンタス航空で買ったチケットかどうかがポイントです。
HISで買ったんだけど…という方もご安心を。旅行代理店経由でも、代理店がエミレーツから買っていれば使えます。筆者が利用した際はHISで予約したチケットでした。
注意点として、エミレーツから別の航空会社に乗り継ぎの場合、ドバイ着のチケットとドバイ発のチケットをそれぞれの航空会社から別々に買ってしまうと対象にならないようです。
筆者はエミレーツからフライドバイの接続でしたが、エミレーツのサイトで販売されているチケットだったので問題なく使えました。
4. それなりの金額払ってるよ!
条件の中には、最低支払い運賃を満たしていること、という文言があります。
困ったことに基準額がいくらなのかは明記されていません。エミレーツの匙加減次第…。
参考までに筆者は往復21万円の航空券を購入して利用できました。利用可能かどうかは、チケットを予約した代理店に聞くか、エミレーツに直接問い合わせることで確認できます。
エミレーツ航空のAppや予約確認ページに表示がでないこともあるので諦めないで!
5. ドバイに入国できる
世界最強の日本国パスポートなら30日間までビザなしでドバイに入国できます。
あなたが国際指名手配中とかでない限りは気にする必要はないでしょう。
2023年2月現在、ドバイへの入国にはコロナワクチン接種証明書やPCR検査は不要ですが、これらの条件は最新の情報と異なる可能性があるので、必ず公式HPを確認してください。
どんなサービスなの?
上記の条件を満たした場合、これらのサービスを無料で受けることができます。
提携ホテルの宿泊
空港近くのエミレーツグループ提携ホテルを一部屋用意してくれます。
どのホテルになるかは選べませんが、筆者は往復とも4つ星ホテルでした!
グループ旅の場合は同じ部屋にしてくれることもあるようですが、あくまで部屋の空き具合次第です。
ドバイは季節によって日中の気温が意味わからないくらい暑くなります。体力や暑さ耐性に自信がない方は、昼間はホテルでゆっくりして、行動するのは朝か夕方にすると観光を楽しめると思いますよ。
ホテルの食事1回分
到着時間に応じて朝食・昼食・夕食が選べます。おそらくどの時間帯もビュッフェスタイルだと思います。
早朝〜午前中にドバイ着が多い気がするので、朝食を食べて朝からドバイ観光に繰り出すか、部屋でゆっくりして昼食をとってから外に出るか、が良いのではないかと思います。
レモンライスやフムスなど中東らしい料理が無料で楽しめるのは嬉しいですね。

ホテルと空港間の送迎
次のフライトに間に合うように送迎してくれます。フロントから部屋にリマインダーがくるので寝過ごす心配もありません。
ドバイコネクトの使い方を徹底解説!
出国前
自分のチケットがドバイコネクトの対象か確認する。
先ほど説明した条件のうち、少なくとも1と2を満たしていることを確認しましょう。
3以降で曖昧な点がある場合は、旅行代理店やエミレーツ航空に問い合わせてみてください。
筆者が予約したときは、ナビダイヤルで日本語を選択するとなかなかつながらなかったので、英語に切り替えたらすぐにつながりました。簡単な英会話ができる場合は英語を選ぶのがオススメします。
ドバイコネクトを予約する。
ドバイ入国の24時間前までに予約を完了している必要があります。
手数料がかかるサービスではないので、思い立ったが吉日。チケットの予約が完了したらすぐに予約してしまいましょう!
ネット上の予約管理画面で予約できる場合と、電話をかけないと予約できない場合があるようです。
予約が完了すると、そのうち旅程の下にStopoverという欄が記載された Your Emirates itinerary というタイトルのメールが届くはずです。

チェックイン時
チェックインの際に、ドバイコネクトの予約があることを確認されます。その後、紙でバウチャー(引換券)を発行してくれるのでなくさないようにしましょう。
ドバイ空港に着いたら
ドバイ空港に到着したら、まずは入国審査ゲートに向かいます。
大抵の場合荷物を受け取る必要はないと思うので、Immigrationの案内板を追いかけてずんずん進みましょう。
まだつかないのか…と心配になり始めたくらいで、入国審査が見えてきます。
そのまますぐに入国審査に並んではいけません。
実は入国する前にドバイコネクトのバウチャーをホテル利用券に交換する必要があるんです。
ずらっと並んだスマートゲートに向かって右側の壁に、エミレーツ航空の真っ赤なデスクがあります。
出発空港でもらったバウチャーを渡すと、航空券と同じ形式のホテル利用券に交換してくれます。
往復で利用する場合は、帰りにも交換が必要なので元のバウチャーはなくさないように!
うっかり交換するのを忘れてゲートを抜けて入国してしまっても、Emirates Hotel Deskで交換してくれるので安心してください。
ただし、ホテルデスクの人にその紙じゃないよ?って反応をされるのと、発券手続きに少し時間がかかるので後ろに人が並んでいる場合申し訳ない気持ちになります…。
交換が済んだら、いよいよドバイに入国です。
係員の指示に従って入国審査を受けてください。審査はスムーズです。
運が良いと、現地で使える1GB分のSIMカードを無料でもらえます。(かつては全員もらえていたようですが、行きにもらえなかったのでエミレーツのスタッフに尋ねてみたところ、今はもらえる時ともらえない時があるようです。筆者は帰りだけもらえました。)
無事入国ゲートを抜けたら、1Fのスタバ裏にあるEmirates Hotel Deskを目指します。
先ほど交換してもらったホテル利用券を見せて受付を済ませると、ホテルへの送迎バスを待つように指示されます。
バスがつくと係員が案内を始めますので、周りの人の流れに身を任せてバス乗り場まで移動しましょう。
バス乗り場は少し離れていて、同じホテルに行く人が少ない場合、見失うとどこに行ったらいいかわからなくなる可能性があるので、油断せずついていきましょう。
無事バスに乗り込んだらあとはホテルにチェックインするだけです!

いかがでしたか?長旅の疲れを癒すもよし、荷物を置いてドバイ観光に繰り出すもよし、ドバイコネクトをぜひ活用してくださいね。
ドバイでトランジットを利用して観光した場所についても記事を書いていますので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです!


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