キルギス90日滞在記#4 キルギスの物価

キルギス

こんにちは!しまおです。今回はキルギスの生活についてイメージを持ってもらうために、2022年に筆者が滞在した時の経験から、物価について解説していきます!

キルギスの通貨

キルギスの通貨はキルギスソムです。1ソム=1.5円程度となっています。硬貨は1、3、5、10の4種類、紙幣が1、5、10、20、50、100、200、500、1000、2000の10種類が使われています。きっちり払うという意識はあまりなく、紙幣で払ってお釣りをもらい、硬貨は公共交通の運賃に使うような感覚なのではないかと感じられました。財布を持ち歩いていない人も多く、生の現金をポケットにつっこんでいる人も多くみられます。そのため、日本と比べて綺麗な紙幣を見る確率はかなり低いです。硬貨は価格ごとに大きさと形が異なっており、紙幣は大きさの違いに加えて色分けがされています。

首都ビシュケクの食費

キルギスは日本よりも物価水準は安い国ですが、ロシアウクライナ戦争以後の世界的なインフレの影響を受けて物価は全体的に上昇しています。2022年末時点で、パンが一個(3食分はある)50円、じゃがいもが30円/kg、牛肉500円/kgといった物価でした。これは大手スーパーでの価格なので、バザールではより安く買える可能性があります。一般的な飲食店で一品450円、カフェでコーヒーを頼んだら一杯300円程度です。外国料理など高級レストランで何も気にせず飲み食いしても6000円程度(アルコール込み)なので、物価が上がっているとはいえ、食費は日本よりも安く済ませられるでしょう。特に肉製品に関しては、牧畜が盛んなこともあり日本では考えられない価格で牛肉を食べることができます。一方で、内陸国なので魚など水産物の価格は日本と大差がないか、むしろ高価なこともあります。ビールや紅茶、水といった飲み物類も総じて安いです。特に紅茶は毎日のように消費されるため安価です。

キルギスは、日本と比較して物価が安い国ですが、ロシアウクライナ戦争以降の世界的なインフレの影響を受けて物価は全体的に上昇しています。

2022年末時点の大手スーパーでの価格は、パンが一個50円(3食分はある)、じゃがいもが30円/kg、牛肉500円/kgでしたが、バザールではより安く買えることがあります。一般的な飲食店で一品300円、カフェでコーヒーを一杯300円程度で楽しめます。さらに、外国料理の高級レストランでアルコールも含めて6000円程度で飲食できるため、食費は日本よりも安く済ませられます。

特に牧畜が盛んなキルギスでは、日本では考えられない価格で牛肉を楽しめますが、内陸国であるため魚など水産物の価格は日本とあまり変わらないか、高価なこともあります。一方、ビールや紅茶、水などの飲み物は非常に安価で、特に紅茶は毎日のように消費されるため安いです。

このように、キルギスは物価が上昇しているとはいえ、日本よりも手頃な価格で生活することができる国です。首都ビシュケクではインターネット環境や交通手段も整備されており、コストを抑えて滞在を楽しめるでしょう。

ビシュケクの家賃

コロナ前にはワンルームが月100ドル程度で借りられていたようですが、2022年以降はかなり家賃が上昇しており、ビシュケク中心部でワンルームが月500ドル、郊外で400ドル程度となっているようです。これは、戦争を避けてロシアから大量に人口が流入してきたことが原因となっています。キルギスはロシア語が全国的に通じるので、ロシア人にとっては非常に住みやすい国です。現地NGOによると、市内はもちろん、首都以外の主要都市でもロシア人の人口は急増したそうです。ただし、ワンルームといっても日本の20㎡のワンルームというわけではなく、4~50㎡はある印象です。私が借りていた部屋の大家さんは、キルギス人にとっては50㎡の部屋が小さい部屋という感覚だといっていました。人口密度の差が差が表れている感じですね。ホテルに泊まる場合、素泊まりなら一泊2~3000円で見つけることができます。相部屋タイプなら一泊1000円台もあります。ホテルはbooking.comやexpediaなどの旅行サイトを使って検索・予約することができますが、安さを求める場合は事前に口コミや評価を確認することが大切です。ただし、日本語の情報はほぼないため、翻訳ツールなどを駆使して英語やロシア語の情報を収集する必要があります。

筆者は入国初日と2日目に一泊$18の宿をbooking.comで予約しました。しかし、夜の10時半までチェックインができないと言われ大変でした(現地の友人に直接電話してもらいましたが、結果は変わらず友人も困惑していました)。あると書かれていた無料WiFiはなく、専用バスルーム付きの部屋を予約したのに部屋にはバスルームはなく、市街の景色が望めると書かれていたものの部屋は半地下で小さな小さな明かり取りの窓が一個だけ…。海外旅行の洗礼を受けた感じでした。

通信・光熱費

キルギスの主要な携帯電話会社はBeelineとMegacomがあります。筆者はBeelineのプリペイドSIMを利用していました。事前に料金をチャージし、その料金でデータプランを購入する仕組みです。日本で言うとpovoが同じような仕組みになっていますね。バランスと呼ばれる残高は各所にあるチャージ機から現金で入金することができます。多くのカフェには無料WiFiも設置されており、通信無制限プランも¥1500/月なので、通信については心配無用です。筆者は40GBで約¥750/月のプランを利用していました。この価格を知ってしまうと、日本の携帯料金は高すぎる!と言いたくもなりますね。主要都市であれば問題なく通信可能ですが、都市の間では途切れることがあります。契約していた部屋のインターネット料金も1500/月だったので、全体的に通信費は日本よりも安く抑えられるでしょう。

筆者は契約してた部屋はオール電化で、IHと電気式の給湯器、大型冷蔵庫などが稼働していましたが、月々の電気代はなんと¥300円!(料金は家賃に含まれていましたが、請求書に書かれていました)¥1/Kw程度のレートのようで、電気代は日本より圧倒的に安くなっています。ちなみに、キルギスの電力は氷河と山々が作り出す豊富な水源を利用して、9割以上が水力発電によって生産されています。石油など輸入が必要な資源の消費が少ないことも安い電気代の一因かもしれません。

いかがでしたか?キルギスはあまり知られていませんが、実は物価が安く、インフラも整備されているため非常に暮らしやすい国です。長期滞在していろいろな魅力を探してみるのもおすすめですよ!

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